アジアへ進出した日本企業から見る 「海外進出の有効施策と課題点」ランキング

海外進出イメージ
海外進出イメージ

弊社では、今年から日本の企業様へ海外進出支援業務を開始しており、特にマレーシアの政府系企業であるCyberview社と提携して、マレーシアでの法人設立及びその周辺業務についてお手伝いしております。記事の末尾にマレーシアに進出した企業が感じるメリットもランキング形式で紹介しています。
(▶海外進出支援サービス詳細

海外進出で実際に有効だった施策ランキング 2018年度版

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海外進出で実際に有効だった施策(メリット)は「調査」でした

Jetroが実施した2018年度日本企業の海外事業展開に関するアンケートによると、実際にアジアへ進出した日本企業が、海外進出の実現・拡大に有効と考える施策のランキングは、以下の通りです。

第1位 現地市場(規模・消費者の需要や嗜好・競合など)の調査

第2位 現地でのビジネスパートナー(販売先・提携先など)の確保

第3位 現地の制度情報(関税率・規制や許認可など)や商習慣の調査

第4位 海外ビジネスを担う人材の確保・育成

第5位 展示会・商談会への参加

(Jetro:地域・分析レポート:輸出・海外進出の実現・拡大の鍵は市場調査とビジネスパートナーより)

海外進出した企業のスタッフの悩みランキング 2018年版

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海外進出した企業の悩みは「現地ネットワークづくり」

なお、日系企業に対してグローバルサービスを展開しているサイエスト株式会社が2018年に実施したトレンド調査によると、海外進出した企業のスタッフが感じる課題のランキングは、以下の通りです。

第1位 現地のネットワーク構築

第2位 戦略立案・情報収集

第3位 語学

第4位 生活環境の保持

第5位 その他事項

(サイエスト株式会社2018年2月16日発表のリリースより)

海外進出における課題は情報収集とネットワーク構築!

上記2つの調査結果を鑑みると、進出先での情報収集及びビジネスパートナー等ネットワークの構築が、アジアを含めた海外進出を検討する上で最大の課題となりそうです。

マレーシアに海外進出した際のメリットランキング

他方、Jetroが実施したアジア・オセアニア進出日系企業実態調査によると、海外進出した企業が進出先にマレーシアを選択した際、メリットと感じたポイントのランキングは以下の通りです。

第1位 言語・コミュニケーション上の障害の少なさ

第2位 安定した政治・社会情勢

第3位 駐在員の生活環境が優れている

第4位 インフラの充実

第5位 土地/事務所スペースが豊富・地価/賃料の安さ

(Jetro:アジア・オセアニア進出日系企業実態調査:マレーシアにおける投資環境上のメリットとリスクより)

マレーシアへの海外進出のメリットは「英語」

日本企業がアジアへ進出することを検討する際、英語を公用語とする国の少なさから言語・コミュニケーション上の障害が課題の一つとして挙げられることは多いのですが、マレーシアは多民族国家であることを背景として英語が堪能な国民が多いため、コミュニケーション上の課題をクリアしやすいことが海外進出する企業の大きなメリットとなっています。

このランキングから、サイエスト株式会社が実施した調査結果のランキングに入っている語学及び生活環境の保持については、マレーシアではクリアできると言えそうです。

なお、弊社では、上述の通りマレーシアにおいて現地政府系企業と提携しておりますので、マレーシアの市場情報や制度情報等集めやすい環境づくりをサポートすることが可能です。

また、マレーシアで現地スタッフを多数採用してきた実績がありますので、アジア進出する際の課題となりやすい人材の確保についてもアドバイスすることも可能です。

少しでもご興味お持ちいただけましたら、お気軽にお問い合わせください。